クライスマイル（2011年生、母リーフィーウッド）

クライスマイル（2011年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「泣き笑い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時7歳）と交配したリーフィーウッドが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦4勝2着3回。2014年のレパードステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

4月12日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマキシマムフロウに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月15日、中8週で迎えた2戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のチャンスメイクに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月10日、中7週で迎えた3戦目は、N.ローウィラー騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、アジアエクスプレスに交わされて3馬身半差の2着となった。

4歳（2015年）

2月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

5月3日、中8週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノースショアビーチを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月18日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったショウナンアポロンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2016年）

1月23日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、バスタータイプに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月2日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

6歳（2017年）

10月28日、約13か月の休養明けで迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7歳（2018年）

2月17日、中8週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のナムラミラクルに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。