ユーワブリンナー（1991年生、母ミュージカルスター）

ユーワブリンナー（1991年4月27日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時16歳）と交配したミュージカルスターが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月5日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月19日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のストロングタイムに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

11月6日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アミダイスキーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（1995年）

1月8日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のアマノワカクサに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月26日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で中舘英二騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

9月23日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中舘英二騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で中舘英二騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた13戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5歳（1996年）

1月13日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀山泰延騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

3月3日、中6週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（11戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のイシノジョオーに7馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月24日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の房総特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（12戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月13日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（13戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の江の島特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（15戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の鮎掛賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（16戦3勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の真間川特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（17戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6歳（1997年）

1月6日、約6か月半の休養明けで迎えた24戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月5日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、サードニックス特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた26戦目は、一般A2（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた27戦目は、千場俊彦騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた28戦目は、サファイヤ特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1998年）

4月28日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、富樫英利騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた30戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富樫英利騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた31戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で富樫英利騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。