マーベラスカクテル（2001年生、母ナスノキララ）

マーベラスカクテル（2001年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋カクテル。驚くべき素晴らしいカクテル」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時9歳）と交配したナスノキララが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月7日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月14日、中4週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエアバスシチーに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月23日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4歳（2005年）

4月3日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月21日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤダンサーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したファインセラを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したホリノフラワーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月29日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大野拓弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2006年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で大野拓弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で大野拓弥騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

4月8日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（9戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のツルマイクィーンに3馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4月30日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（10戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したウェディングマターにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（11戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。