イイデゴッド（1989年生、母ジヨージカズジエム）

イイデゴッド（1989年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時9歳）と交配したジヨージカズジエムが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）下屋敷牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、中央障害5戦1勝2着2回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

10月6日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったダイイチロッキーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月3日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3歳（1992年）

3月28日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

4月26日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で村本善之騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村本善之騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村本善之騎手（8戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。17頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた11戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた12戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月18日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタホープから3/4馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビックフォルテに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラウドモアから4馬身差の2着に敗れた。

4歳（1993年）

3月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた18戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた21戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1994年）

4月10日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた22戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた23戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。