ナリタホープ（1989年生、母ナイスフィーリング）

ナリタホープ（1989年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビシヨツプボブ（当時6歳）と交配したナイスフィーリングが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似堀牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐藤勇厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

1月6日、デビュー戦は清水英次騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

3月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったラックマンセルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋康之騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったユウリコーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカリスタロードを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月6日、中4週で迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月18日、中5週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は東田幸男騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のイイデゴッドに3/4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月6日、中6週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（3戦2勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。