テンシノクリーン（2005年生、母ユーワクイーン）

テンシノクリーン（2005年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋汚れていない」。毛色は栗毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したユーワクイーンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の荘司典子金沢競馬初参戦記念(一般B1-3)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月23日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップシナモン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり18着に終わった。

8月11日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B8（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジェリーロラムを上がり0位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

9月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルオーブを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルグラスカルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカナザワドリームを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦4勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイアイナイスデーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、第1戦「加賀友禅賞」（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月16日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1-4（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカゼノマイに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月28日、中1週で迎えた15戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキー（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒルノドンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

1月4日、連闘で迎えた16戦目は、福寿草特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月5日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、春菜特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイナイスデーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月26日、中2週で迎えた18戦目は、バルボッサ3周年記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた19戦目は、鈴鹿有子さん誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るパッサージュを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って7勝目を奪取した。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、えんれいそう特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコウヨウクリスタルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（13戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリアルファンタジーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月22日、中1週で迎えた22戦目は、あじさい特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（14戦8勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（15戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、荘司典子金沢競馬初参戦記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（16戦8勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒルノドンに2馬身の差をつけて9勝目を手にした。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田弘治騎手（17戦9勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤田弘治騎手（18戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた27戦目は、新潟県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤田弘治騎手（19戦9勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた28戦目は、一般B1-3（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で藤田弘治騎手（20戦9勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で藤田弘治騎手（21戦9勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた30戦目は、八尾壮年団チャレンジ杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で藤田弘治騎手（22戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で藤田弘治騎手（23戦9勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

5歳（2010年）

4月4日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、兼六園ことじ灯籠特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で藤田弘治騎手（24戦9勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた33戦目は、五十間長屋特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は18戦連続で藤田弘治騎手（25戦9勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で藤田弘治騎手（26戦9勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた35戦目は、金沢にし茶屋街特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で藤田弘治騎手（27戦9勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた36戦目は、山中温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で藤田弘治騎手（28戦9勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた37戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は22戦連続で藤田弘治騎手（29戦9勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。