タイカーリアン（2004年生、母タイガロピーヌ）

タイカーリアン（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父父名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時11歳）と交配したタイガロピーヌが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回、中央障害6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月8日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったクレスコワールドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月19日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイザンフレイムを自慢の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

10月20日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のロードキャニオンを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4月20日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた17戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタガノヴァレオをハナ差振り切って3勝目を手にした。

5歳（2009年）

11月21日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた26戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた27戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアスカノユタカをハナ差制して久方ぶりに美酒を浴びた。

8月8日、中5週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったイコールパートナーから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中5週で迎えた29戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2011年）

5月1日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のビーアウェイクに2馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

6月11日、中5週で迎えた31戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（2012年）

3月18日、約9か月半の休養明けで迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 小雨）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。