タカネオーカン（1986年生、母ゴールデンホマレ）

タカネオーカン（1986年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のコリムスキー（当時11歳）と交配したゴールデンホマレが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堤光夫。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、中央障害4戦1勝2着2回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

11月13日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、スピードタリテーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のターボボーイに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1989年）

1月20日、中4週で迎えた4戦目は、4歳400万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた5戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4月8日、中6週で迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた9戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に終わった。

4歳（1990年）

2月17日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で臼井武騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウチミノブから3馬身半差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で臼井武騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピードマナードから1馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダンサーズキクカに約10馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（1991年）

5月1日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、大沢信夫騎手を鞍上に迎えて、谷川岳特別（三条ダート1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、大沢健司騎手を鞍上に迎えて、駒ヶ岳特別（三条ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた18戦目は、下越特別（新潟(地)ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は大沢信夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた19戦目は、初夏特別（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大沢健司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた20戦目は、夏至特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大沢健司騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた21戦目は、妙高特別（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大沢健司騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた22戦目は、かもしか賞（三条ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大沢健司騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。