ニイカップクイーン（2010年生、母プリティークール）

ニイカップクイーン（2010年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したプリティークールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。戦績は、地方26戦2勝2着3回。2012年のウィナーズチャレンジで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、守矢牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月31日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリトルチェリーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

10月4日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3歳（2013年）

4月24日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、酪農と漁業のまち・標津町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月14日、連闘で迎えた11戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、サッポロ麦とホップ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ニシノグラスに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月19日、中2週で迎えた13戦目は、リンドウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったアテーナにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月10日、中2週で迎えた14戦目は、北海道米「ゆめぴりか」特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤千尋騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アヴェンタドールに交わされて1馬身半差の2着となった。

4歳（2014年）

4月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた16戦目は、エゾヤマザクラ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた17戦目は、北海道生まれの新得地鶏特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、JA共済3Qカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、浜頓別町「スワットン」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスコルピオンを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりに白星を挙げた。

10月15日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、孔雀草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた25戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた26戦目は、福寿草賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。