クレメンティア（2007年生、母ステージトゥラン）

クレメンティア（2007年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「慈悲深い（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したステージトゥランが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方3戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小村正二によって1,785万円で落札された。4歳のとき、社台ファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、西森鶴によって262.5万円で落札された。

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月30日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

4月24日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したブルームーンピサに3/4馬身届かず2着となった。

6月20日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

10月14日、中5週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。