ブラックシルヴァー（2006年生、母ブルーベル）

ブラックシルヴァー（2006年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「銀入りの黒色」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のムタファーウエク（当時10歳）と交配したブルーベルが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）不二牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のつくし特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ジィワンファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

11月5日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るラストミリオンをアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のもみの木賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したプロディージュに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2009年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアーバンパワーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のつくし特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のゴーゴーサスケに3馬身の差をつけて優勝