グランスエーニョ（2018年生、母ポルケテスエーニョ）

グランスエーニョ（2018年3月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「大いなる夢(西)。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したポルケテスエーニョが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年の農家レストラン秦野どぶろく家オープン記念(一般C1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、DMM.comによって3,888万円で落札された。

ＤＭＭバヌーシーにて総額3,800万円（1.9万×2000口）で一口馬主が募集された。

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月12日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり17着に敗れた。

10月11日、中8週で迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアンクラウデッドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2021年）

2月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

3月14日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦1勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

4歳（2022年）

1月6日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（川崎ダート1600m 雪/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、胡蝶蘭賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた12戦目は、アフロディーテ賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月5日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ネメシス賞（川崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したレッドスパローに3/4馬身届かず2着となった。

8月4日、中3週で迎えた14戦目は、農家レストラン秦野どぶろく家オープン記念（川崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のエールプレジールに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月28日、中2週で迎えた15戦目は、山賊盃（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた16戦目は、ステンノー賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

5歳（2023年）

1月6日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、伊邪那美賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた18戦目は、アークトゥルス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた19戦目は、大甘菜賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた21戦目は、金魚草特別（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、北条五代をドラマ化に!憧れるのをやめま賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた23戦目は、紫陽花賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた24戦目は、三浦国際市民マラソン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

12月1日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、つかさっぴイラコン優勝記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月11日、中0週で迎えた26戦目は、春待月賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウアルルをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

6歳（2024年）

4月25日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。