シゲルゴユウサン（2006年生、母ゴールデンレフティ）

シゲルゴユウサン（2006年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宮崎県『五勇山』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時9歳）と交配したゴールデンレフティが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、中央障害9戦1勝、地方8戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって157.5万円で落札された。

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月7日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったメイショウダグザに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、コウヨウドリームに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

8月1日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

12月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、不知火賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネマシェリをクビ差制して初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた5戦目は、一般C1 2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノマオに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のソシアルセンプーに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月3日、中3週で迎えた7戦目は、皆川騎手岩手帰らないで記念（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のソシアルセンプーに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

7月10日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5歳（2011年）

3月20日、約7か月半の休み明けで迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた14戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた16戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイケイオーシャンに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた19戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2012年）

12月1日、約12か月の休み明けで迎えた20戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

7歳（2013年）

2月9日、中9週で迎えた21戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた23戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

5月5日、中6週で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月30日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた25戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、英彦山特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランデアトレを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた28戦目は、エトワールカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。