ペイシャドリーム（2016年生、母ドリームプレイ）

ペイシャドリーム（2016年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したドリームプレイが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はラツキー牧場。主な勝ち鞍は2020年のさくらんぼ特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月9日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2019年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

4月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したエイトマイルにアタマ差届かず2着となった。

5月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエンジェルカナに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの飛翔特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場勇人騎手（4戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスレガシーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場勇人騎手（5戦2勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月22日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場勇人騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったサンノゼテソーロに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2020年）

1月19日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で的場勇人騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場勇人騎手（8戦2勝）。17頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、6着に終わった。

4月26日、中9週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場勇人騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず最後はタガノカルラと並んで6着同着となった。

6月6日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場勇人騎手（10戦2勝）。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタガノスカイハイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月5日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で的場勇人騎手（11戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のシャインサンデーに1馬身1/4の差をつけて制した。

8月29日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で的場勇人騎手（12戦3勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で的場勇人騎手（13戦3勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月17日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で的場勇人騎手（14戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で的場勇人騎手（15戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で的場勇人騎手（16戦3勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

5歳（2021年）

1月23日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で的場勇人騎手（17戦3勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で的場勇人騎手（18戦3勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスのテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で的場勇人騎手（19戦3勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で的場勇人騎手（20戦3勝）。13頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

9月12日、中7週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は22戦連続で的場勇人騎手（21戦3勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた25戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚が振るわず18着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた26戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。