タガノカルラ（2016年生、母タガノガルーダ）

タガノカルラ（2016年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+迦楼羅。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時9歳）と交配したタガノガルーダが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2020年の医王寺特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月7日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニードルズアイを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた5戦目は、2歳500万下の寒椿賞（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月16日、連闘で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したセプタリアンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月29日、中5週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月29日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

11月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

4歳（2020年）

1月25日、中9週で迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したトモジャファイブを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラスの大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったスズカフェラリーにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

2月15日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はヴィクトリアポデルと並んで2着同着となった。

2月29日、中1週で迎えた20戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの豊橋特別（中京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月19日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイカイキャロルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに勝利を挙げた。

4月26日、連闘で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず最後はペイシャドリームと並んで6着同着となった。

6月13日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィズに半馬身届かず2着となった。

7月19日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したタイセイブランシュにアタマ差届かず2着となった。

8月15日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた27戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に敗れた。

10月24日、中9週で迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2021年）

1月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月27日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。