テンフェリーチェ（2020年生、母ジョディーズロマン）

テンフェリーチェ（2020年2月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+幸福な(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時17歳）と交配したジョディーズロマンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠橋本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、天白泰司によって1,870万円で落札された。

佐藤雅彦厩舎（岩手）へ入厩。

3歳（2023年）

11月26日、デビュー戦は高松亮騎手を鞍上に据えて、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。馬体重は497kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のインオービットに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた2戦目は、オッズパークAI予想賞（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグラデュエイトに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2024年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた4戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月11日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

11月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5歳（2025年）

2月22日、中9週で迎えた8戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月26日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川奈穂騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた10戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプチカノンに約10馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月24日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーストリートに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月14日、中2週で迎えた12戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたドテライヤツ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、明神崎賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトントンプーに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、ペガスス賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。