ドテライヤツ（2017年生、母ハッピーメイカー）

ドテライヤツ（2017年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したハッピーメイカーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三枝牧場。2022年の瑞穂賞(地方重賞)に勝利した他、2023年のコスモバルク記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三枝牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

安池成実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2019年）

10月25日、デビュー戦は増田充宏騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた2戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ヒキュウに交わされて3馬身差の2着となった。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2020年）

1月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の双六賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のシナノシラカバに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のキュープラザ二子玉川杯（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマーヴェルクエストに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月6日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の春一番特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の木蓮特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアカフジを半馬身振り切って2勝目を収める

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の東京湾カップ（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた10戦目は、3歳オープンの若葉オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、秋麗特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた12戦目は、初霜特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、スノーホワイト賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、末広がり特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったノボリターンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月29日、中3週で迎えた15戦目は、アークトゥルス賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシャークヴィーナスをクビ差振り切って3勝目を手にした。

3月3日、中4週で迎えた16戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた17戦目は、プロキオン賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、オランダナデシコ特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったラヴァーズインメイに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた20戦目は、カペラ賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7月30日、中6週で迎えた21戦目は、三浦すいか特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（10戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月10日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（11戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5歳（2022年）

4月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた23戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、上湧別チューリップフェア特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた25戦目は、ゲラニウム特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ガッツポーズに3/4馬身交わされて2着となった。

6月23日、中2週で迎えた26戦目は、楽天競馬ポイント10%還元特別（門別ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、雪印種苗BFMP特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、アンタレス特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた29戦目は、「平取すずらん」特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスーパーステションに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、エピファネイア・プレミアム（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた31戦目は、レイデオロ・プレミアム（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンロックランドをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた32戦目は、長月特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたクインズサターン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月13日、中3週で迎えた33戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハセノパイロに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月10日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入った。

6歳（2023年）

4月26日、約5か月半の休養明けで迎えた35戦目は、ナダル・プレミアム（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルトプレに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月8日、中3週で迎えた37戦目は、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（10戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスコルピウスに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月22日、中1週で迎えた38戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部龍騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた39戦目は、沙流川賞（門別ダート2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で阿部龍騎手（12戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、サンビュートに交わされて1馬身差の2着となった。

8月30日、中5週で迎えた40戦目は、エピファネイア・プレミアム（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部龍騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、瑞穂賞（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で阿部龍騎手（14戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月9日、中5週で迎えた42戦目は、道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で阿部龍騎手（15戦3勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。