シゲルエボシダケ（2006年生、母パインアヤカ）

シゲルエボシダケ（2006年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋長野・富山県にまたがる『烏帽子岳』より」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時13歳）と交配したパインアヤカが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）畑端牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の陸奥湾特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畑端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって525万円で落札された。

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のババロアをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2009年）

2月8日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月14日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2010年）

1月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の千種特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウジャイロに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカシノネロに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

4月18日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したニシノラブキングにクビ差届かず2着となった。

7月11日、中2週で迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイファーストラヴをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

8月8日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5歳（2011年）

5月29日、約9か月の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。