アイファーボーイ（2001年生、母ナミアイファー）

アイファーボーイ（2001年5月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋少年」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時8歳）と交配したナミアイファーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方8戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の一般C21。

経歴

デビュー前

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

3月21日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた3戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

8月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

11月8日、中5週で迎えた9戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウケンゴウをアタマ差制して待望の初白星を挙げた。

12月22日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清家義徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラメロディーから1馬身半差の2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清家義徳騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスリースウィープから2馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清家義徳騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミノノティアラを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で清家義徳騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のライフワンをクビ差制して2勝目を手にした。

3月19日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

5月1日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた16戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた18戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

10月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5歳（2006年）

5月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた20戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

6月13日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた21戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメモリースナイパーに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月19日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた22戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。