サニーファイン（1999年生、母ダイナレオタード）

サニーファイン（1999年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーパスノーセール（当時17歳）と交配したダイナレオタードが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）元道牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、元道牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、浅野正敏によって430.5万円で落札された。

佐藤敏昭厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（2001年）

5月6日、デビュー戦は大枝幹也騎手を鞍上に据えて、2歳（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のタカイチシービーをアタマ差制して初白星を挙げた。

7月1日、中7週で迎えた2戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（三条ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月8日、中9週で迎えた3戦目は、2歳B（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大枝幹也騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のセカンドアシマに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月16日、連闘で迎えた4戦目は、2歳オープンの三條新聞賞（新潟(地)ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

3歳（2002年）

8月26日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた9戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の萩特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のダリア特別（船橋ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

10月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハッピーアデルに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月28日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

11月4日、連闘で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、一般C1六ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のヘイセイゴメスに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月23日、中9週で迎えた15戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた16戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、一般C1三イ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋田実騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、イブキザブルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月26日、中1週で迎えた19戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入った。

4月10日、中1週で迎えた20戦目は、陽春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた21戦目は、薫風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた22戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサカホイストを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

5月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、かに座特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたテルグランジャー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、アサクサエドッコにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月3日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のルビー特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた27戦目は、ジュライ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた28戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。