マリンゴールド（2001年生、母ナムラクイーン）

マリンゴールド（2001年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋金」。毛色は栗毛。種牡馬のオジジアン（当時18歳）と交配したナムラクイーンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地3戦1勝、地方6戦2勝。2003年のマリーゴールド賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

広瀬龍夫厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2003年）

6月20日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタカオチャンピオンに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエンドレスに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

7月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのマリーゴールド賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のハリーズコメットを3/4馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

9月7日、中5週で迎えた4戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月25日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のピラカンサ特別（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月30日、中4週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦3勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

3歳（2004年）

4月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走からさらに30kg増やして迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、白鳥庭園特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。