グレートエンジェル（2010年生、母デーエスソロン）

グレートエンジェル（2010年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「偉大な＋天使。偉大な子となる様に」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時13歳）と交配したデーエスソロンが22歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下清志。戦績は、中央平地29戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下清志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月24日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したスリーカーニバルを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月16日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウアキヒメに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月13日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月16日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

4月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

5月4日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた23戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高倉稜騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

5歳（2015年）

2月21日、約6か月半の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた26戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

8月30日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた28戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

12月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。