ドージマタイヨウ（1990年生、母ドージマスター）

ドージマタイヨウ（1990年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキングオブダービー（当時15歳）と交配したドージマスターが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、中央平地17戦3勝2着4回、地方14戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の鳳来寺山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月3日、デビュー戦は小谷祐司騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イイデリーダーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷祐司騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアドマイヤボサツに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1994年）

2月26日、約10か月半の休み明けで迎えた3戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のネオロイヤルを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月14日、中7週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサガミタイクーンに1馬身3/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月17日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、ハセノライジンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1995年）

2月18日、中8週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた10戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゾウゲブネサクセスに1馬身1/4の差をつけて3勝目をマークした。

4月15日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月7日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、サンエムスイセイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月28日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

7月9日、中5週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

6歳（1996年）

3月2日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

3月17日、中1週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月18日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた19戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた20戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた21戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月23日、中5週で迎えた22戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1997年）

3月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、春風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた24戦目は、吉田達男騎手を鞍上に迎えて、花見月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた25戦目は、プリムラ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田達男騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリームテシオからアタマ差の2着となった。

4月30日、中1週で迎えた26戦目は、すずらん特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田達男騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた27戦目は、松井達也騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月11日、中8週で迎えた28戦目は、ブルームーン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた29戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田達男騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた30戦目は、葉月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田達男騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた31戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、流星特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。