エースカイザー（2010年生、母エースハーバー）

エースカイザー（2010年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一番の皇帝、最高の皇帝」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワレイダース（当時11歳）と交配したエースハーバーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は茨城県、生産者は栗山道郎。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般C3イ。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月23日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月1日、中6週で迎えた3戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のクリスマスイヴ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセントスマイルに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた5戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のハイグローブを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

6月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦の3歳-1-1（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた8戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた9戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、一般C3ト（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-7（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリノガッサンに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山中悠希騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアサノエスペランサに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月21日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の福山競馬記念特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた16戦目は、木佐貫泰佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキタノアラワシに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月12日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月19日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3ト（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。