テイエムグンカン（2012年生、母ケージービューティ）

テイエムグンカン（2012年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋軍艦」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したケージービューティが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の伊勢特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岩見牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、岩見牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって756万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月18日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3歳（2015年）

1月17日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のコパノチャーリーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のレッドルグランに5馬身の差をつけて制した。

9月12日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のヒデノインペリアルをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

12月6日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1600万下の堺ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦3勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳（2016年）

1月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ミヤジタイガにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2017年）

2月18日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中健騎手（7戦3勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中健騎手（8戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネルビクトリーを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月7日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中健騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。