フリーズオプション（2016年生、母ホワイトペッパー）

フリーズオプション（2016年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカンフットボールのプレーの名称」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時14歳）と交配したホワイトペッパーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C3一二三。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月6日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月30日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

10月20日、中8週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のこんにちは大師橋駅カップ（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったモズナリマツに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

7月14日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月7日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

9月1日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のロケラニセブンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のテイクユアハートに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月15日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5歳（2021年）

6月3日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、羽生の地ビール「こぶし花」賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンキングタイムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2七八（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた21戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシンキングポケットをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月24日、連闘で迎えた22戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、ロタツィオーネにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月19日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2四五六（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた24戦目は、赤津和希騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR浦和第2戦（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6歳（2022年）

6月2日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリーヴルネッサンスに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

7月1日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドアクセルに約12馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

7月21日、中2週で迎えた27戦目は、涼月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた28戦目は、残暑特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた29戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた30戦目は、日本一のポピー!こうのす花まつり賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2九十十一（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉留孝司騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したブルベアマイルを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7歳（2023年）

4月26日、約6か月の休養明けで迎えた32戦目は、一般C3七八（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3六七（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた35戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフリュートに1馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

7月20日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のタマモトレゾールに1馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

8月15日、中3週で迎えた37戦目は、残暑特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（11戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の吉川市の花はサツキ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた39戦目は、コウノトリの住めるまち鴻巣賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（13戦4勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた40戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（14戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8歳（2024年）

4月18日、約6か月の休養明けで迎えた41戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（15戦4勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた42戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（16戦4勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。