シンキングポケット（2017年生、母ボロブドゥール）

シンキングポケット（2017年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時19歳）と交配したボロブドゥールが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は浜口牧場。主な勝ち鞍は2021年の2021川崎ジョッキーズカップ第4戦(一般C3)。

経歴

デビュー前

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2019年）

10月25日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は467kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったオンギに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3歳（2020年）

7月13日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブリクスム特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーブ特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のソールオリエンス特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエストレージャ特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のランチャ特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったシエスタキーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（2021年）

3月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、今日は楽天競馬LIVEで楽しみま賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月6日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた10戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、2021川崎ジョッキーズカップ第4戦（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカラチーターを半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

6月16日、中2週で迎えた11戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、2021川崎ジョッキーズカップ第5戦（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、2021川崎ジョッキーズカップ第6戦（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンベリーニにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月28日、中2週で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた14戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、2021川崎ジョッキーズカップ第7戦（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したフリーズオプションにハナ差届かず2着に惜敗した。

10月13日、中3週で迎えた16戦目は、ヤングジョッキーズシリーズTR川崎第2戦（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、JA高崎ハム賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のトキノメガミに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月13日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、葉牡丹賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5歳（2022年）

1月4日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したゴッドオブロンドンを差し切れず、2馬身差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた22戦目は、秩父カエデメープル賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、ギャップオブリアルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、2022川崎ジョッキーズカップ第2戦（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡村裕基騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は田中涼騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のゴールドソックスを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月25日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、檜扇賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた27戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、2022川崎ジョッキーズカップ第9戦（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた28戦目は、ヤングジョッキーズTR船橋第2戦（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR川崎第2戦（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったリボーンヴィグラスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月7日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、2022川崎ジョッキーズカップファイナル（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

6歳（2023年）

1月4日、中2週で迎えた32戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた33戦目は、桃の花賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた34戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2十（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた36戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。