ダンツエナジー（2000年生、母マキノオパール）

ダンツエナジー（2000年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋エネルギー」。毛色は鹿毛。種牡馬のアラジ（当時11歳）と交配したマキノオパールが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内白井牧場。戦績は、中央平地14戦5勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の北斗賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、静内白井牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、静内白井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって913.5万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のキングオブスターに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカオリレッドアイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のカトレア賞（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムガルチオーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月24日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた6戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のルポルタージュをクビ差振り切って久しぶりの一戦を物にした。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったサンライズキングに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンのトパーズステークス（京都ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの春待月ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2004年）

9月12日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、クーカイに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月18日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のハードクリスタルをクビ差振り切って優勝

5歳（2005年）

2月13日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウシュアイアをクビ差振り切って休み明けの一戦をモノにした。

2月26日、中1週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の東京競馬場新スタンドオープン記念（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

6歳（2006年）

9月24日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、阿蘇山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。