テイエムガルチオー（2000年生、母シマノビューティー）

テイエムガルチオー（2000年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のサンダーガルチ（当時8歳）と交配したシマノビューティーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着5回、地方1戦0勝。2003年の兵庫チャンピオンシップ(G3)で3着に入った他、2003年の伏竜ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

9月7日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサミーミラクルを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るジークカイザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったアドマイヤグルーヴに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（2003年）

1月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のカトレア賞（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で和田竜二騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったダンツエナジーにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のケージーボーイに1馬身3/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月6日、中4週で迎えた11戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で和田竜二騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったビッグウルフに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で和田竜二騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で和田竜二騎手（12戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4歳（2004年）

1月18日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のリユウフオーレルメモリアル（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったタガノインディーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（13戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（14戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

7月17日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

12月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（15戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。

5歳（2005年）

12月17日、約12か月の休養明けで迎えた22戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

6歳（2006年）

1月14日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（16戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた25戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7月8日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（17戦2勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。