タガノインディー（1999年生、母Weekend Storm）

タガノインディー（1999年3月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のGulch（当時15歳）と交配したWeekend Stormが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地30戦5勝2着2回、地方12戦4勝2着1回。2006年の園田金盃(地方重賞)に勝利した他、2007年の新春賞(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

2月23日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローレルオードリーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月16日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンエムタロウに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2003年）

2月9日、中9週で迎えた8戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月1日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

6月28日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、アンドゥオールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンエムプラスに8馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったプロミストスパークを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月6日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシーディザーブスに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2004年）

2月7日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のテイエムガルチオーに3馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

2月28日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

3月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

5月9日、中7週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（10戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（11戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（12戦3勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月12日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（13戦3勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

6歳（2005年）

1月10日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（14戦3勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

5月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（15戦3勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月5日、中3週で迎えた29戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入った。

6月25日、中2週で迎えた30戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7歳（2006年）

1月19日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの’06ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、ハンデ戦の’06ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた33戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、’06グリーンカップ（大井ダート2000m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた34戦目は、’06スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月9日、約5か月の休養明けで迎えた36戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、朝来市岩津ねぎ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のベストタイザンをハナ差振り切って休み明けの一戦を物にした。

12月7日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベストタイザンに1馬身半の差をつけて優勝

8歳（2007年）

1月3日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のバンブージーコを半馬身振り切って制した。

2月12日、中5週で迎えた39戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦3勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグインディに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月28日、中1週で迎えた41戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた42戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたチャンストウライ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。