シーディザーブス（1999年生、母ディフェレンテ）

シーディザーブス（1999年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時13歳）と交配したディフェレンテが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦5勝2着6回、地方2戦0勝。2001年の中京2歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月4日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルリバティーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月19日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るザプレイヤーを別次元の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月4日、中8週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したゼンノカルナックにクビ差届かず2着となった。

3歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月16日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

7月6日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったハルジュンロッチを半馬身捉え切れず2着となった。

7月21日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンプルイズベストを豪脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

4歳（2003年）

3月2日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月18日、中6週で迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

7月13日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のプロミストスパークに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブラックパワーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月6日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（10戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したタガノインディーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたラビットミレニア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月26日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネミモーゼに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月28日、中8週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2003フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（11戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5歳（2004年）

1月21日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（12戦3勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた25戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4月25日、中5週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6月26日、中8週で迎えた27戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた28戦目は、マリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったケイアイダンサーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月7日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

6歳（2005年）

1月8日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた33戦目は、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（14戦3勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。