エアイグアス（2006年生、母Macarena Macarena）

エアイグアス（2006年5月8日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イグアスの滝より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のGiant's Causeway（当時9歳）と交配したMacarena Macarenaが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦2勝2着4回、地方4戦1勝。2013年の松浦川賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったユニヴァースガイに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタカラサンデーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中4週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

5歳（2011年）

1月23日、約22か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレオプレシャスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ナリタシルクロードに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月16日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月5日、中6週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサトノサウザーに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月10日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

12月24日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、コルポディヴェントに半馬身交わされて2着となった。

6歳（2012年）

1月28日、中4週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

8月19日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

11月24日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

7歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月23日、中8週で迎えた17戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の松浦川賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドレインボーに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月5日、中5週で迎えた18戦目は、高千穂峰特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた19戦目は、地方重賞の九千部山賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた20戦目は、英彦山特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。