ペプチドアトム（2005年生、母ファミリアーリング）

ペプチドアトム（2005年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋キャラクター名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時9歳）と交配したファミリアーリングが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地38戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月22日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレディオーロラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月29日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のパワーウェーブに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月17日、中1週で迎えた12戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月20日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（11戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたラインストーム決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（12戦2勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（13戦2勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（14戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

4歳（2009年）

4月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（15戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ルティラーレにクビ差交わされて2着となった。

5月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（16戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（17戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で和田竜二騎手（18戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウボンハオを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

8月1日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（19戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったデイトユアドリームにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた24戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の十日町特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（20戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

5歳（2010年）

3月7日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（21戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハードウォンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（22戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた29戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天与の敢闘精神で諦めることなく走り切り、3着に入った。

5月8日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（23戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（24戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月15日、中9週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（25戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月18日、約3か月の休み明けで迎えた35戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（26戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

6歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた36戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

2月20日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。