トーヨーオーカン（1984年生、母トーヨーレーン）

トーヨーオーカン（1984年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のタイテエム（当時15歳）と交配したトーヨーレーンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）トーヨークラブ北海道支店。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

2月8日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

8月8日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニノキャンドルを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4歳（1988年）

2月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた6戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた7戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のトウショウゼウスを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月22日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝2000m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったイチヨシマサルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月11日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の豊中特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

5歳（1989年）

3月19日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上400万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（8戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（10戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったスーパーイッキにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

6歳（1990年）

4月22日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた16戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた17戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（11戦2勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた19戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた20戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（12戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。