ヤサカトムボーイ（2002年生、母ブリリアンエンゼル）

ヤサカトムボーイ（2002年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋おてんば娘」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したブリリアンエンゼルが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地7戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月30日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3歳（2005年）

5月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず17着に終わった。

11月12日、中8週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゼンノパラダイスに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた9戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロードオブファイアを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンジェルロンドに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2006年）

1月4日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。