ウインパッション（2013年生、母ラパシオン）

ウインパッション（2013年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋情熱」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したラパシオンが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方16戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の一般C2九。

経歴

デビュー前

当歳のとき、笹地牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、コスモヴューファームによって1,365万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額2,100万円（5.25万×400口）で一口馬主が募集された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

5月15日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

8月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナンヨートゥループに3/4馬身交わされて2着となった。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレクエルドをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月25日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、南部杯カウントダウン15（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカジッタリンゴにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月2日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナチュラルウーマンを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月23日、連闘で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、コカ・コーラ賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

12月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったモンサンカーラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月11日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4歳（2017年）

1月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパキラに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。