アキノローラー（1997年生、母ジョウノモンプチ）

アキノローラー（1997年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のエブロス（当時11歳）と交配したジョウノモンプチが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグローリーティアラを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

2月26日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月20日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月3日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマノドリームを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月2日、中1週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアベリア賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

10月22日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョウノキャンドルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4歳（2001年）

2月10日、中8週で迎えた12戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の房総特別（中山芝1600m 外回り小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

8月19日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

5歳（2002年）

4月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

6月7日、中8週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ひなげし特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったリッチからハナ差の2着に甘んじた。

7月4日、中3週で迎えた19戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、はくちょう座特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。