カルヴァドス（2019年生、母エターナルサーガ）

カルヴァドス（2019年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ノルマンディー地方で造られる、リンゴを原料とする蒸留酒」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時14歳）と交配したエターナルサーガが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は今川満良。主な勝ち鞍は2023年の一般C2八。

経歴

デビュー前

1歳のとき、今川満良から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって165万円で落札された。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月6日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3月27日、中6週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月24日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2022年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のカンパネッロ特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったリオシャンパーニュにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

1月4日、中2週で迎えた10戦目は、C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したポンテドラーゴを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中3週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月12日、中9週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のレイバックターンに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた14戦目は、サツキツツジ特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったレディジャンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた15戦目は、ナガオモナコカップ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。