ミニストリー（2020年生、母メイショウツバクロ）

ミニストリー（2020年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「閣僚の任務。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したメイショウツバクロが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2023年の一般C15。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月18日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

6月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた5戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリスマスディナーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月2日、中3週で迎えた6戦目は、一般C15（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のムーランドールに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた7戦目は、香嵐渓特別（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた8戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオフェーリアをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた9戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた10戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた12戦目は、一般C6（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシュタイナーに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4月12日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラキッシュに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般B8（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月28日、中7週で迎えた15戦目は、アジア・アジアパラ応援3（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般B8（名古屋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた17戦目は、アジア・アジアパラ応援4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のバトルレジェンダを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

8月20日、中3週で迎えた18戦目は、はくちょう座特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、レガーミに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた20戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド名古屋第2戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた21戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、シェダル特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた22戦目は、アルネブ特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月29日、中1週で迎えた23戦目は、ベテルギウス特別（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（16戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。