エーシンマイトップ（2006年生、母エイシンテネシー）

エーシンマイトップ（2006年5月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋私の頂点」。毛色は栗毛。種牡馬のMr. Greeley（当時14歳）と交配したエイシンテネシーが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦3勝、中央障害7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の千種特別(500万下)。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3歳（2009年）

4月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマイネルメビウスをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月9日、連闘で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

10月3日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4歳（2010年）

1月31日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千種特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のマイネルカルナバルをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き最後はアサクサゼットキと並んで6着同着となった。

3月21日、中4週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、6着を確保した。

8月29日、中3週で迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

10月31日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の志賀島特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦1勝）。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

5歳（2011年）

2月5日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の出水特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のマイネルアウストロに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月8日、中6週で迎えた21戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月7日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィルビーキングから7馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中5週で迎えた24戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月11日、中7週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は西谷誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルオブレナに4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

6歳（2012年）

1月8日、中3週で迎えた26戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。