コスモツカサ（2019年生、母アラマサスナイパー）

コスモツカサ（2019年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+司るより。場をコントロールし、先導していく存在になるように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時18歳）と交配したアラマサスナイパーが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアラキフアーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったヒルノショパンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月10日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

3歳（2022年）

2月26日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

4月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月8日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた10戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のニシノフォーリーフに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた13戦目は、ノースポール賞（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したハングタイムを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオノマトペを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったカルラファクターに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で廣瀬航騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で廣瀬航騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で廣瀬航騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2024年）

2月13日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、スノーフレーク賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で廣瀬航騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、アーモンド賞（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で廣瀬航騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で廣瀬航騎手（13戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で廣瀬航騎手（14戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月12日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月4日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた26戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、ハイビスカス賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた27戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、セルライトスパ大須賀来場記念!（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（15戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた29戦目は、アメジスト賞（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（16戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた30戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、デスマッチ・ドラゴン伊東竜二賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（17戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（18戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。