ブループルチェッラ（2009年生、母ハニーダンサー）

ブループルチェッラ（2009年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋少女、娘（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時13歳）と交配したハニーダンサーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月30日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、伸びてきたレッドアラビアータ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したサヴァーレにハナ差届かず2着に惜敗した。

10月22日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、メイショウスザンナにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月13日、連闘で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジークジオンにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月24日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったキボウダクリチャンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったジャストザブレインにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（8戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたベルシエロ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（9戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたタガノカノープス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月5日、中1週で迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポロライダーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。