キングデュナミス（2012年生、母ミヤビグレイス）

キングデュナミス（2012年3月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「能力・可能態（アリストテレスの哲学）」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したミヤビグレイスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内白井牧場。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月8日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/不良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく17着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

11月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

3歳（2015年）

1月10日、中5週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のテイケイネクサスをハナ差振り切って初白星を挙げた。

2月14日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4月5日、中6週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、6着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月21日、中2週で迎えた9戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

4歳（2016年）

1月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

3月26日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず16着に終わった。

7月7日、中7週で迎えた13戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、湘南江の島海の女王杯（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた14戦目は、地獄星人「ヒッポリト星人」杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月4日、中9週で迎えた15戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、ヨコスカネイビーバーガー記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた17戦目は、上弦の月賞（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた18戦目は、11月は埼玉県地産地消月間です賞（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた20戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた21戦目は、西区水と緑と花のまち記念（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5歳（2017年）

1月4日、中1週で迎えた22戦目は、末広特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田大騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月30日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた25戦目は、向暑賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、潮騒特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉本隆記騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、夏木立特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉本隆記騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7月31日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた28戦目は、「清川村」特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉本隆記騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた29戦目は、ハートビートBBQ賞（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉本隆記騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、新涼特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉本隆記騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた31戦目は、星月夜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉本隆記騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた32戦目は、サファイア特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉本隆記騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた33戦目は、佐原特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で吉本隆記騎手（10戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた34戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉本隆記騎手（11戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた35戦目は、秋麗特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で吉本隆記騎手（12戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。