モリノオーシャン（2018年生、母アピールポイント）
Morino Ocean
2018.04.09
モリノオーシャン（2018年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋大洋、ひろびろと広がる海」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時9歳）と交配したアピールポイントが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中スタッド。2020年のブロッサムカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2020年のウィナーズチャレンジ9で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、田中スタッドから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、坂本肇によって594万円で落札された。
角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2020年）
6月3日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るスマイルキューティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
7月15日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
8月15日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。
9月17日、中4週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。
10月14日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったサハラヴァンクールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
11月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブルーカルセドニーをアタマ差振り切って2勝目を挙げた。
3歳（2021年）
4月9日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のミモザ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサウスジェラートに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
9月27日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、彼岸花特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。
10月14日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。
11月9日、中3週で迎えた10戦目は、初霜特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。
4歳（2022年）
4月4日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、若草特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。
5月16日、中5週で迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。
6月13日、中3週で迎えた13戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、くろうま賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。
7月7日、中2週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、天の川賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。
8月1日、中3週で迎えた15戦目は、蝉時雨特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。
8月29日、中3週で迎えた16戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、法師蝉特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
9月15日、中1週で迎えた17戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、山紫水明賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。
10月12日、中3週で迎えた18戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、姫路さぎ草特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。
11月3日、中2週で迎えた19戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。
11月22日、中2週で迎えた20戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、マンテーニャにハナ差交わされて2着となった。
12月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったナムラタタに詰め切れず、6馬身差の2着となった。
5歳（2023年）
1月2日、中2週で迎えた22戦目は、そのだは面白い!第13回青芝フック杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。
1月24日、中2週で迎えた23戦目は、姫路和牛特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。
2月14日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。
3月30日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。
4月18日、中2週で迎えた26戦目は、若草特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。
5月10日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。
6月1日、中2週で迎えた28戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、カサブランカ賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。
6月23日、中2週で迎えた29戦目は、パンジー賞（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。
7月12日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。
10月18日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（10戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。
11月9日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（11戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。
12月1日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（12戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。
12月20日、中2週で迎えた34戦目は、クリスマスローズ賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。
6歳（2024年）
1月11日、中2週で迎えた35戦目は、プリムラ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（14戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。
1月30日、中2週で迎えた36戦目は、鳥取食パラダイス畜産物特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（15戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、田中スタッドから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、坂本肇によって594万円で落札された。
溝橋利喜夫厩舎（兵庫）へ入厩。
4月3日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、ばんえい十勝来場記念（園田ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。
4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（16戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。
4月29日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。