カントリーアイ（1987年生、母クロスフアミリー）

カントリーアイ（1987年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシヤイニングナイト（当時16歳）と交配したクロスフアミリーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

4月22日、デビュー戦は蓑田早人騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトップマドンナに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4歳（1991年）

2月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

4月21日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

5月11日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた12戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原洋一騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイトマンノリョウシに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原洋一騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダンサーズワンに半馬身届かず2着となった。

11月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で栗原洋一騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウキコマンダーに5馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5歳（1992年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で栗原洋一騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニフティダンサーをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。