ワンダークリスタル（1999年生、母ワンダーヒロイン）

ワンダークリスタル（1999年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時19歳）と交配したワンダーヒロインが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月19日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったタガジョーウルフに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月30日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ボーリングマシンにクビ差交わされて2着となった。

10月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメガスターダムをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

11月24日、中3週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3歳（2002年）

4月14日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の売布特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4歳（2003年）

9月15日、約15か月の休み明けで迎えた13戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、桂浜盃（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた14戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に終わった。