タガジョーウルフ（1999年生、母タガジヨーミドリ）

タガジョーウルフ（1999年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネーハイシーザー（当時9歳）と交配したタガジヨーミドリが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、習志野牧場から「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、中川進克によって535.5万円で落札された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月12日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マイネルスモーキンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダークリスタルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月16日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3歳（2002年）

1月14日、中3週で迎えた5戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

3月9日、中7週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたタイキリオン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたバクシンスペシャル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月21日、中3週で迎えた8戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた11戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月19日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

11月16日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は金折知則騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

4歳（2003年）

6月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったシャフツベリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

12月13日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5歳（2004年）

2月8日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた22戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

3月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は生野賢一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月16日、中6週で迎えた24戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は生野賢一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた28戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた31戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒヤマクインダムに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6歳（2005年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

2月6日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた34戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は生野賢一騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

4月10日、中8週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルクコンプリートを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月7日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は金折知則騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた37戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の桶狭間特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は金折知則騎手（7戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

12月10日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた39戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。