キョウエイリリック（2010年生、母サンシャワーキッス）

キョウエイリリック（2010年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋叙情詩」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したサンシャワーキッスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着3回、地方19戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月20日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したディープストーリーに半馬身届かず2着となった。

2月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったボディーダンシングにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月7日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったアウレオーラに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

9月26日、中4週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、苫小牧産ホッキ貝特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったジャンピングタワーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、みついし花だより特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、北海道新聞日高地区販売所会特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2014年）

4月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、アッミラーレ賞（門別ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた14戦目は、平取町すずらん観賞会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、釧路定置トキシラズ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた19戦目は、雪印種苗スノービルダー特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた20戦目は、コンサドーレ札幌特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた21戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた22戦目は、門別ライオンズクラブ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で馬渕繁治騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた23戦目は、日高報知新聞特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で馬渕繁治騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサクラカルナバルを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月8日、中1週で迎えた24戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で馬渕繁治騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた25戦目は、静内産米「万馬券」特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で馬渕繁治騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた26戦目は、大樹歴舟川特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で馬渕繁治騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。