アメージングパワー（2001年生、母ブルーマツカゼ）

アメージングパワー（2001年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時8歳）と交配したブルーマツカゼが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は稲原肇。戦績は、地方22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の江東区特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、稲原肇から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

久保与造厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2003年）

10月24日、デビュー戦は的場直之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は485kg。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に終わった。

3歳（2004年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のユキノムテキを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月11日、中0週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和博騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアンビリーバブルを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

12月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和博騎手（9戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のイブキマラゲーニャをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

4歳（2005年）

1月20日、中2週で迎えた12戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で加藤和博騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグランカッパスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた13戦目は、渋谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で加藤和博騎手（11戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3月7日、中4週で迎えた14戦目は、中野区特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で加藤和博騎手（12戦3勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマルハチエアデール決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

3月21日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の一般C1八 C2三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で加藤和博騎手（13戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で加藤和博騎手（14戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた17戦目は、一般C1九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で加藤和博騎手（15戦3勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で加藤和博騎手（16戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月5日、中0週で迎えた19戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で加藤和博騎手（17戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、台東区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で加藤和博騎手（18戦3勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、江東区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で加藤和博騎手（19戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭をうかがい、最後は2着のサマーサプライズを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。

10月5日、中2週で迎えた22戦目は、オリオン座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は21戦連続で加藤和博騎手（20戦4勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。