メイショウマツカゼ（1984年生、母トキノマツカゼ）

メイショウマツカゼ（1984年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクラウンドプリンス（当時15歳）と交配したトキノマツカゼが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地10戦3勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンドロジェニーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の阪神3歳ステークス（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。芝レース及びG1級競走への出走は初となった。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

3歳（1987年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツノシルバを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月15日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月20日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西脇特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るエビスフリオンを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

11月29日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。